期末課題2〜 コーチングトライアル

 今回はコーチングについてです。これまでの投稿で何とな〜くお分かりのとおり、私はもともと「ポジティブ心理学」への興味関心からMAPPCPを選んだので、「コーチング心理学」の方は正直どうしたものかという感じだったのですが、実は最近ポジティブ心理学同様にハマってきています笑。と同時に、その難しさも実感しているところで、なかなか奥が深いなぁと思いながら勉強に励んでいるところです。

 そんなコーチングについても本ブログで紹介したいなぁと思っているんですが、なかなか文章を書く時間が取れず…今回はちょっとだけ今期課題について触れたいと思います。(今後は例えば、「Evidence Basedのコーチングとは(研究の紹介)」「素人の学びの軌跡」「授業の様子」なんかも記事として書ければいいなと考えてます。)

 さて、今期はCoaching Theory and Practiceの授業をとっていて、コーチングの基礎と科学的根拠に基づく理論・実践について主に勉強しています。そして、本授業の期末課題として以下2つがあります。

  1. Critical Reflective Essay and Coaching Log
  2. Coaching Video 

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1. Critical Reflective Essay and Coaching Log

 まずエッセイとコーチングログについてです。こちらは自身のコーチとしての成長過程をエッセイとして提出するのですが、その前提として、最低12時間のコーチングセッションを設け、ログの形で記録して、各回でどのような学びがあったかを振り返る作業を行っておきます。また、Supervisor(コーチのコーチ)と、自身のクライアントとのセッションに関するディスカッションを行い、進め方についてフィードバックを受ける機会を3回以上設けることとなっています。

 そしてエッセイでは、(クライアントとの守秘義務に抵触しない形で)各コーチングセッションから具体的にどういった学びがあったか、自身の課題・学びについて各種論文ではどういった研究と結果が出ているか、Supervisorセッションの効果レビュー、今後の能力開発のための計画案等についてまとめていきます。

 本課題についてクラスメートがまず苦労するのがクライアント探しです。基本的に生徒自身で協力してくれる人を見つけないといけないのと、友人や家族といった身近な人へのコーチングは本課題で認められていないので(バイアスがかかってしまうため)、各々の伝手や紹介を使いながら取り組んでいます。私の場合は、ロンドンの日本人学生で構成されるフェイスブックグループに呼びかけてみたところ、思った以上に興味を持ってくださる方が多く、おかげさまで12時間を超えて練習が積めそうです。(今週も5人の方とコーチング予定!)やっぱり日本語でできる利点は相当大きく、また外国人クライアントと比して文化的差異がない分、クライアントの理解もしやすいので、我ながら良いところにアプローチしたなぁと思う次第です笑。あと純粋に違う分野の学生の人と話すのは楽しいですし、皆んな色んな悩みがあるんだなぁと(そして真剣に向き合ってるんだなぁと)刺激も受けています。

2. Coaching Video

 続いてコーチングビデオは、実際のクライアントにコーチングを行なっている様子を30−40分の動画として撮影するという課題です。その内容は、クライアントに契約内容を説明するところから始まり、関係構築、相談事項の把握とセッションゴールの設定、そしてゴールまでたどり着く質問の展開、振り返りといった一連のコーチング過程を含みます。しっかり必要事項を連絡できているか、タイムマネジメント・時間配分が問題ないか、授業や論文での学びを実践できているかといった要素が評価され、やり直し(やらせ)は基本NGなので、「1.」の課題で経験値を積んでからのぞむ必要があります。もし内容に納得いかなければ、新しいクライアントを探して再度トライするか、若しくは同じクライアントでテーマを変えて行うといったことも可能です。

 こちらは評価者に合わせて英語での実施が必須なので、言語的なハードルは上がるのですが、時間が30-40分とそこまで長くないので何とかなるかなと思っています。(「1.」の課題では、私の場合だと1回60分で行なっています。)

 

 以上2点が今期の課題です。ただいま現在進行形で取り組んでいるところなので、そういった学びも含めて別の形で記事として書ければなと思います。