留学を終えて 〜 私のTransformative Journey

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 修論がある程度形になり、卒業後の進路も決まったので、留学もいよいよ終わりになりました。

 

 当初の予定だと、帰国の日までヨーロッパを満喫して、最後ヒースローから東京行きの機中でこの1年間を思い出しながら余韻に浸るつもりだったんですが....実際は3月末から日本に帰ってきているので、何だかアイデンティティ不明の数ヶ月を過ごして、ひっそりと留学終了を迎えることに。まぁ、日本でゆっくり子育て出来たし、こういうどっちつかずな感じも自分らしくて良いかなとも思っています笑。

 

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 さて、この1年で世界はまたドラスティックに変化し、ポジティブ心理学コーチング心理学が果たす役割は更に大きくなったように感じます。

 

 消費者ニーズはモノからコトへ変化していると言われますが、havingからexperiencingの変化は今後beingへと、つまり私たち自身がどうありたいかを突き詰めていく欲求に移っていくのではないかと思います。経済力によって「幸せ」を成そうという考え方は科学的にも地球環境のサステイナビリティの面でも限界があることが分かり、これからは各々が新しいやり方で「幸せ」を実現していく形に徐々にシフトしていくでしょう。

 

 そして、MAPPCPでの1年間は、私が今後の人生で大切にしたいものに気づき、そのための道を歩んでいく納得感と楽観、そして勇気を与えてくれました。それは心理学が宗としている通り、頭で考えただけでなく、心(感情)で理解できたものでもあります。

 

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 ありたいように、なりたいように、日々を過ごす。忙しない日常を心ここにあらずに送るのではなく、目の前の出来事を味わって、当たり前と思っていたことに価値を感じて、普段の暮らしから楽しさ・豊かさを感じる。周りの人との繋がりを大事にし、その繋がりを社会に広げていく。

 

 コロナ禍による不透明で不可逆な未来が、そういった方向性へのドライブを強めていって、私たち一人ひとり、それぞれのペースで、それぞれのウェルビーイングを実現していける社会になることを期待しています。

 

 そして、私もその変化を作っていくために少しでも貢献できたなら、それはとても幸せなことでしょう。